日刊スポーツ鹿島大迫リーグ戦3カ月ぶりゴール/J1

<J1:鹿島2−0大宮>◇第17節◇11日◇カシマ

 鹿島が2−0で大宮を下し、リーグ戦の不敗を15に伸ばすと同時に2位との勝ち点差8をキープした。前半16分にFW興梠慎三のパスをFWマルキーニョスが確実に頭で決めて先制。大宮の攻撃を粘り強い守備で封じると、後半44分に途中出場のルーキーFW大迫勇也がMFダニーロのパスをダイレクトでけり込みダメ押し弾を奪取。リーグ戦は4月12日の東京戦以来、公式戦では同22日のACLシンガポールAF戦以来となるゴールを決めた大迫は「少しずつ結果を出せるように頑張っていきたい」と前を向いていた。

サンスポ大迫、ダメ押しゴール!鹿島15戦負けなし

J1第17節(11日、鹿島2−0大宮、県立カシマサッカースタジアム)2点目が奪えず、逆に大宮のサイド攻撃からピンチを招くシーンもあった。その危ない局面を控えの高卒ルーキーが救ってしまうのだから、鹿島が強いのもうなずける。

 大迫がピッチに立ったのは後半37分。リーグ戦では4月12日以来ゴールのない19歳は必死だった。「試合に出られない時間が続いて苦しかった。結果を出したかった」。後半44分、ダニーロのクロスを右足でうまく仕留め、試合を決めるゴールを奪った。

 一時は先発の座をつかんだ大迫だが、興梠の調子が上がってくると控えに回った。それでも、ベンチに座っている時間を無駄にしない。「試合運びや(興梠)慎三さん、マルキーニョスの動きをずっと見ていた」。高い意識は、出場停止の内田に代わって先発した新井場も一緒だ。「与えられた場所でしっかりやるだけ」と、攻守にわたってチームに貢献した。

 15戦連続負けなしとして、前半戦17試合で勝ち点42。2005年から1シーズン制になって以降、過去最高の数字で折り返した。チーム一丸で3連覇に向かう鹿島に、死角は見当たらない。


鹿島・オリベイラ監督

「折り返しにたどり着いたが、何かを得たわけではない。現状に満足せずにやりたい」

スポニチ先発落ちを糧に…大迫12戦ぶり復活弾

鹿島の新人FW大迫勇也(19)が、復活弾を決めた。J1第17節の11日、ホームの大宮戦で後半37分から途中出場した大迫は、同44分に4月12日のFC東京戦以来リーグ戦12試合ぶりとなる一発を叩き込んでチームの勝利に貢献した。2―0で大宮を下した鹿島は、リーグ戦の不敗記録を15に伸ばしてJ最長記録の16試合に王手。前半戦折り返しでの勝ち点も42として独走態勢をキープした。

 復活を告げる一撃だった。後半44分だ。ドリブルで仕掛けた大迫は右サイドのダニーロにパスを出して、そのままゴール前へ。そのダニーロからの折り返しに滑り込んで、右足ダイレクトで合わせてゴール左隅に突き刺した。4月12日のFC東京戦以来12試合ぶりとなるJリーグ2点目。思わず大迫が握りしめた両拳に込めていたのは悔しさだった。

 「(試合に)出られない時間が続いていて苦しかった。少しでも出たら結果を出そうと思っていた。焦りはありましたけど、焦っても何も起こらないので自分のできることを精いっぱいやった。2点目まで?遅かったですね。1点で終わっちゃうんじゃないかと思いました」

 5月24日のG大阪戦以来5試合、先発を離れていた。サッカーを始めてから初めて味わう苦い経験だったが、気持ちを切り替えて体を鍛え直した。試合後にもフィジカルトレーニングを行い、チームがオフの日も練習場に姿を現して汗を流した。6月に75キロあった体重は現在72キロにまで絞った。横からのパスをふかさずにシュートしたこの日のゴールも、奥野コーチとともに全体練習終了後に特訓していた形。DF伊野波は「苦しんでいたし、大迫なりに黙々とやっていた。人の見えないところで努力していたから、決めてくれて本当によかった」と、19歳の地道な努力が結実したゴールを喜んだ。

 リーグ戦で15試合負けなしと最長不敗記録の16試合に王手をかけた鹿島の2トップには、先制点を決めたマルキーニョスと日本代表の興梠が君臨する。「ベンチで見て?(興梠)慎三さんとマルキのコンビネーションが凄かったけど、追いつけるように意識していた。自分のプレーを出せれば通用すると思うので、また一からやりたい」。復活した大迫も加わって、鹿島の独走態勢はより揺るぎないものになりそうだ。

スポーツ報知大迫、オレもいるん弾…15戦負けなし!鹿島最強首位ターン

◆J1第17節第1日 鹿島2―0大宮(11日・カシマ) 鹿島が快勝し首位ターン。大宮と対戦した鹿島は前半16分にFWマルキーニョス(33)が頭で合わせ先制ゴール。後半44分には途中出場の黄金ルーキー大迫勇也(19)がダメ押しシュートを決め2―0で快勝。勝ち点を42に伸ばし、リーグ戦折り返しをがっちり首位キープ。

 FW大迫の周りには、人だかりが出来ていた。最終ラインからDF伊野波が全速力で駆け寄り、MFダニーロは頭をポンとたたく。4月12日のF東京戦以来、リーグ戦2得点目。「試合に出られなくて苦しい時期もあったけど、結果を残してうれしい」。全員から笑顔で祝福を受けた。

 後半44分だった。右サイドでダニーロにパスを送り、右45度からエリア内へ走り込んだ。「ダニーロが良いボールをくれた」と右足をダイレクトで合わせた。ゴール左に飛び込む貴重な追加点。「もう2点目が取れないんじゃないかと思ったこともあったけど、焦らずやってきた」

 加入から半年、全国高校選手権で10得点を挙げ、鹿児島城西高から鳴り物入りで鹿島に入団し、取材が殺到した時のこと。浦和MF原口元気らが「若い」を理由に、クラブが取材規制を敷いていた時、オリヴェイラ監督も「取材規制をしてもいいんだぞ」と進言した。だが、大迫は「プロとして当たり前のこと」と、断った。

 6月12日の柏戦でスタメン落ちすると「結果を出すまで何も言えない」とし、練習に没頭。今季中断以外で初めて連休となった6、7日のうち7日は休日を返上。体力強化に取り組んだ。「アイツは誰も見えないところで努力をしている。みんな知っている。今日はうれしかったから抱きつきに行っちゃったよ」と伊野波は興奮していた。

 チームは2節新潟戦で敗れて以降、15試合連続負けなし。MF本山は「前半戦で3試合、勝てなかった。そういう試合もあるから満足はしていない」と気を引き締め、大迫も「(興梠)慎三さんの1個、2個上を行くつもりでやっていく」と上を見る。首位より上はないが、上を目指す鹿島。一人旅はまだまだ続く。

デイリースポーツスーパールーキー大迫3カ月ぶり弾!

「J1第17節、鹿島2-0大宮」(11日、カシマ)

 鹿島は、途中出場したFW大迫勇也(19)のダメ押し弾で大宮に2-0で快勝。鹿島はJ1記録にあと1試合に迫る15試合連続負けなしで、前半戦を首位で折り返した。

  ◇  ◇

 鹿島のスーパールーキーが、満開の笑顔を取り戻した。後半37分に交代出場した大迫が44分、鮮やかな右足ボレーを突き刺し、粘る大宮にトドメを刺した。第5節のFC東京戦以来、約3カ月ぶりのリーグ戦通算2点目だった。

 「試合に出られない時間が続いて苦しかった」と、サッカー人生初のベンチ生活に耐えてきた。「焦り?あったけど、焦っても何も起こらない。課題克服とか、プラスだけ考えた。得点?練習通りで、ふかさないように気をつけた」という。

 長いトンネルを抜け出して「ホッとしたけど、これからです。まだ2点。1点で終わりかと思ったことも」と苦笑い。チームは15戦負けなしで独走状態は変わらない。一番の大敵は夏の酷暑だが「(出身地が)鹿児島ですから。試合に出続けることが一番の目標」と、先発奪回に燃えた。

という事で、素敵大迫のシュートで首位独走中です。あはは〜ん。

日刊スポーツ鹿島興梠が得点王へ意欲、断トツ得点率記事を印刷する

前日のニュースですが。

「得点率王」の鹿島FW興梠慎三(22)が日本人得点王、そしてリーグ得点王を目指す。現在、7得点でランク6位。シュート数における得点の割合は3割6分8厘で、J1断トツの得点率を誇っている。ランク首位のダビ(名古屋)のウムサラル(カタール)移籍決定で、ライバル1人が消えた。10日、11日の大宮戦に備え調整練習を終え「得点王は狙えるなら狙うけど、まずはチームの勝利が優先。でも日本人1位にはなりたい」と話していた。

すごいね。断トツの得点率だって。
他の選手の得点率ってどれくらいなんだろう?

スポーツ報知[オ〜レ!オレ、オレ、俺]鹿島DF・新井場徹(30)

◆J1第17節第1日 鹿島2―0大宮(11日・カシマ) 気持ちがこぼれ出てしまいそうだった。試合開始から20秒。DF新井場はドリブルを開始した。大きなストライドでぐいぐい進む。向かってくる相手に目もくれず突進。勢いあまってタッチラインを割ってしまったが、7試合ぶりの先発出場で、その存在を届けるように走り回った。

 今年1月、自主トレで初めて鹿児島・徳之島を訪れた。友人から誘いを受け、例年の石垣島キャンプを変更した。そこで耳にした事情。鹿児島県の高校サッカー公式戦は、すべて鹿児島本土で行われるという。徳之島から本土までフェリーで18時間。その後に試合に臨み、勝った場合も授業があるため一度戻り、再びフェリーで出直す。

 「経済的に恵まれていれば飛行機でも移動できるけど、大変みたい。何とかしたいけど、1人の力ではどうにも…」。金銭的な援助ができない代わりに子どもたち、果物を差し入れてくれたおばあちゃんたちに「絶対、3連覇してくるから、応援してや」と誓った。

 そして友へ。G大阪でともにプレーしていた崎本晋輔さんが洋菓子店を開業し、10日に自慢のロールケーキが送られてきた。開業1年目では異例という、大阪のデパ地下にも並ぶほどの味と人気がある。第二の人生をたくましく生きる親友に触れ、「オレも刺激になるわ。やらなあかんな」と奮い立った。

 3月15日のリーグ新潟戦後、スタメンから外れた。「集中力」(オリヴェイラ監督)が原因だった。「チームの一つの駒としてやる」と言って向かった大宮戦。「プラスアルファをしなあかん。チャンスを生かすためにも」。クールな男が見せた必死な形相。徳之島にも、大阪にも、そしてオリヴェイラ監督にも届いたはずだ。

 ◆新井場 徹(あらいば・とおる)1979年7月12日、大阪府枚方市出身。30歳。幼少からサッカーを始め、G大阪ユースを経て98年にトップ昇格。同期にはMF稲本潤一(レンヌ)ら。日本では数少ない大柄なサイドとして、日本代表候補になる。04年に鹿島へ完全移籍。不動の左サイドバックとして07、08年のリーグ2連覇を支えた。リーグ通算299試合20得点。182センチ、74キロ。家族は妻、二女。

イバを久しぶりに生で見て、「やっぱり左で見たい!」と思ったのは私だけではないはず。
でも、それと引き換えに初めて生で観たパクチュホが思っているよりもよかった。
うーん。
頑張れイバ。やっぱりイバのプレイは大好きなんだ。

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7月24日からスタートするANTLERS REPORTの特設サイトです。
初回は満男だって!!