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日刊スポーツ小笠原移籍「次は容認」鹿島海外挑戦協力

鹿島が、MF小笠原満男(26)のセリエAレッチェ移籍問題終結を宣言した。25日、小笠原と4度目の会談をした鈴木満取締役強化部長(48)が、今夏中の移籍を凍結すると明言。小笠原が、来季の海外挑戦への協力を依頼したことに対しても、クラブとして容認する考えを明らかにした。またレッチェが、今後も小笠原獲得を目指すなら、本人の意向を第一に、交渉を継続する意向も示した。

 1カ月にわたった小笠原移籍問題は、鹿島残留で決着した。練習前、約30分と短い会談を終えた鈴木満取締役強化部長は「チームが優勝するために、今季はここで全力を尽くすということを、あらためて口にして言ってくれた」と話した。

 気持ちの整理がつかず、広島戦を欠場した小笠原と、同強化部長は22日、3度目の会談を行った。その際小笠原は「自分もここで終わりにしたい。割り切って、鹿島の試合を頑張って優勝したい」と移籍問題に自ら終止符を打った。その後トニーニョ・セレーゾ監督とも話し、新潟戦出場を決断。4得点に絡む活躍で、7−2大勝に貢献した。

 レッチェから再度来る予定の連絡はまだないが、今夏中の移籍はなくなった。それでも、小笠原の強い海外志向に変わりはない。この日も「次のチャンスを生かしたいから、協力して欲しい」と依頼した。それに対し同強化部長も「チームも次は容認しているので協力したい」と話した。

 またレッチェが、交渉継続の意向を示したことには「仕切り直しだから、本人の気持ちが大事。でもそういう意向であれば応じる気持ちはある」と言った。小笠原のペトリッカ代理人も、レッチェを筆頭にセリエAやフランスリーグなど、多方面から移籍先を模索する意向で、小笠原自身の活躍と気持ちが今後を左右することになりそうだ。

 練習前、小笠原はMF本田主将に「今回はご迷惑をおかけしました。優勝のために頑張ります」とわびたという。クラブと主将にけじめをつけ、気持ちをあらたにJ制覇、その先の夢実現に挑む。

サンスポ日本代表MF・小笠原の鹿島残留が正式決定

セリエAレッチェ移籍を熱望していた鹿島の日本代表MF小笠原=写真=が25日、クラブ側と最終的な話し合いを行い、今季終了までの残留が正式決定した。「今回はここで凍結ということ。チームが優勝するため、今季は鹿島で全力を尽くすと言ってくれた」と鈴木取締役強化部長。小笠原は24日の新潟戦で2得点するなど勝利に貢献し、プレーで意思表示はしていた。また、同強化部長は来年1月の移籍については「いいオファーがあれば実現できるよう協力したい」とバックアップを約束した。

スポニチ小笠原残留決定…夢は1月へ

日本代表MF小笠原満男(26=鹿島)が今夏のセリエAレッチェ移籍を正式に断念した。25日、鹿島の鈴木満取締役強化部長(48)にチーム残留の意思を伝えた。鹿島との契約は来季終了時点まで残っているが、鹿島側は今季終了後の移籍を容認することを明言した。小笠原はリーグ優勝を手土産に欧州挑戦の夢を実現させる。

 天気は大雨だが、気持ちは晴れていた。小笠原は鈴木強化部長と1時間話し合い、8月中のレッチェ移籍を断念する意思を伝え、1カ月に及ぶ移籍騒動に終止符を打った。無言でクラブハウスを後にした小笠原に代わって、報道陣に対応した鈴木強化部長は「今シーズン、ここで全力を尽くすと言ってくれた」と話し合いの内容を明かした。

 気持ちはほぼ固まっていた。獲得に動いていたレッチェに動きが見られないため移籍に傾いていた小笠原は軟化。22日にはトニーニョ・セレーゾ監督に「割り切って試合に出たい。優勝したい」と残留を示唆していた。

 欧州挑戦の夢は今季終了後になる。話し合いの中で小笠原は「次のチャンスを狙いたい。クラブも協力してほしい」と要望した。3年契約は来季終了時点まで残されているが、鈴木強化部長も「いいオファーが来れば協力したい」と再び移籍市場が開く今季終了後の移籍を認める方針を打ち出した。「(オファーの内容が)妥当なものなら」と条件を付け加えながらも、小笠原の希望を考慮しながら移籍先を選定する方針だ。

 今回、正式オファーを出したレッチェはセメラーロ会長の来日とオファー内容の見直しが間に合わず移籍は実現しなかったが、既に来年1月の獲得に向け動きだしている。ただ、本人はかねてスペインに強い興味を持っており、これまでドイツ、フランスなどのクラブも調査を進めてきた。鈴木強化部長は「本人次第になるが仕切り直しになる」と話し、レッチェ優先とはならないとの見解を示した。

 小笠原は鹿島、日本代表で自分を磨きながら、欧州からのオファーを待つ。

サッカー報知小笠原オフ以降の海外挑戦を鹿島が支援

鹿島の日本代表MF小笠原満男(26)が25日、茨城・鹿嶋市内のクラブハウスで鈴木満取締役強化部長(48)と会談を行い、改めて今季中の移籍凍結を確認するとともに、オフ以降の海外挑戦に関してはチームがバックアップすることで合意した。

 この日、小笠原は約1時間の話し合いの中で、優勝のために全力を注ぐ決意を伝えた。同時に、再度挑戦のチャンスがあった場合の支援も要請。鈴木強化部長は「次(今オフ以降)は容認しているわけだし、妥当な話があれば、チームとしても協力してあげたい」と話した。

 今夏は獲得を見送ったセリエAレッチェは、1月の移籍実現に向けて継続して意欲を見せ、代理人のペトリッカ氏も9月には来日の予定。鈴木強化部長は早期の交渉開始の可能性に関し「レッチェ側がそういう意向であれば応じるつもりはある。だが、仕切り直しという格好になるから、本人がどう思うかが大切」と、移籍先については小笠原の意向を最大限尊重する考えを示した。