スポニチ柳沢「6週間完全復帰プロジェクト」

右足第5中足骨骨折で全治2カ月と診断されたFW柳沢敦(28=鹿島)の「6週間完全復帰プロジェクト」が立ち上がった。W杯出場のため早期復帰を目指すもので、香取庸一チームドクターは「6週間で復帰させたい。そのためには3週間後に走らせたい」と語った。6週間で完治させるのではなく、プレーさせるコンディションまで仕上げるのが目標だが、「時間がない」(香取ドクター)ため治療とトレーニングを並行して進める。早ければキリン杯前の5月7日の浦和戦での復帰を見込んでいる。

 柳沢は骨折した骨の除去手術から一夜明けたこの日、入院中の埼玉県内の病院でリハビリを開始。足に体重をかけられないことから、上半身の軽い筋トレからスタートした。1週間以内に退院し、鹿島に戻ってからはリハビリの速度、強度を上げる。香取ドクターは「慎重かつ、大胆にやりたい」と話す。柳沢と同じようなケガで手術から6週間で試合に出た高校生の“復帰モデル”も参考にする。手術で縫合した腱の回復を待ち、痛みさえ取れれば3週間以内に走ることも可能という。

 患部の状態をいち早く認識させるために手術には安藤フィジオセラピストを立ち会わせるなど、鹿島のメディカルスタッフは時間との勝負であることを強く意識している。「柳沢をW杯に」がスタッフの合言葉。柳沢にとって心強い援軍となる。

鹿島スタッフのヤナギ好きには本当にほのぼのさせられますな。
W杯ももちろんそうなんだけど、
鹿島の試合でまた見たいです。
がんばれ、ヤナギ!

サッカー報知柳沢リハビリ開始!W杯に間に合わす

6週間で治して見せる―。柳沢が悲壮な決意を固めた。25日、千葉戦(フクアリ)での悲劇。発表された全治2か月という時間は、計算上では6月12日のW杯初戦に間に合うことを示す。しかし、W杯出場には当然、メンバー入りが絶対条件。そのためには、最終発表の5月15日以前に実戦復帰し、アピールが必要だ。最後のチャンスのキリン杯は5月10、13日。2か月では長すぎる。

 香取チームドクターによると、26日に埼玉県内の病院で行われた手術は、患部の骨片を摘出し、腱(けん)と骨とをつなぎ合わせるというもの。「普通の人ならギプスを1か月して骨をつけて、リハビリを2か月すればいいがヤナギ(柳沢)は事情が違う」と説明する。患部を使っての本格的なリハビリを始めるためには、痛みを感じなくなることが必要という。

つか、もうなんだかすんごい痛そうなんですけど…

緊急事態に対応する治療法には、リスクも伴う。“賭け”に失敗すれば、W杯出場はおろかサッカー人生に影響が出る可能性も否めない。しかし柳沢は、27日には病院で患部以外の「軽い筋トレ程度」の運動を始めた。診察した関純チームドクターが治療した高校生が、同じ負傷から6週間で実戦に復帰した例もある。「慎重かつ途中からは大胆にやる」香取ドクターは自信を見せた。

関さんすげー!!

仲間も柳沢の早期復帰を心から願っている。MF本山雅志(26)は「前向きな選手だし、W杯にももちろん間に合うと思う」とエールを送った。奇跡の復帰へ向けて整えられたバックアップ態勢。すべての人がW杯のピッチで柳沢が躍動することを信じている。

いや、モトよ。
お前もがんばれ。