asahi.com鹿島、壊れた歯車 小笠原不在、痛恨の黒星

狂った歯車がかみ合うことはなかった。

 司令塔・小笠原の出場辞退という異常事態は首位の鹿島に暗い影を落とした。再開初戦で痛恨の黒星。大きな代償を支払った。

 悪いことは重なる。前半16分、DF岩政が一発退場。エースを欠いたチームは守りの要も失った。

 小笠原の代わりを務めたのは、柏から移籍したばかりのリカルジーニョだ。「わずか2週間でチームになじむのは難しい」(トニーニョ・セレーゾ監督)。鹿島らしいパス回しは影を潜めた。

 後半25分、途中出場のアレックスミネイロが左CKのこぼれ球を押し込んで同点に追いついた。しかし、ロスタイムに悪夢が待っていた。

 岩政と並ぶもうひとりのセンターバック大岩がレッドカードで退場。直後に広島の19歳FW前田に鮮やかな左足シュートを決められた。勝ち点1が手のひらからこぼれ落ちた。

 「(小笠原欠場の)影響は少なからずあったかもしれないが、選手たちはプロだ。キックオフした瞬間から、そんなことを気にしてはいない」と、トニーニョ・セレーゾ監督は強がった。

 不満の残る試合ぶりにハーフタイムには鹿島サポーター席から「小笠原コール」が起きた。

 スタンドで観戦した小笠原は試合後、無言で姿を消した。サポーターの声は小笠原の胸の奥まで届いただろうか。

結局、ジャスティスクオリティでいいんですか?

日刊スポーツ首位鹿島黒星、気になる不協和音/J1

首位鹿島は1度は同点に追いつきながらも、終了間際に前田に決められ、黒星を喫した。両センターバックの退場に加え、試合終了直前の失点と、大きなダメージが残る。青木は「すごく疲れの残る試合。最後の最後で…」と疲労感がにじみ出る。

 1点をリードされたハーフタイム。ふがいない試合内容にサポーターからはピッチにいない小笠原の名前を呼ぶ声がこだました。小笠原はクラブ側との欧州移籍問題のもつれで「気持ちが中途半端」とベンチ入りを拒否。4年ぶりのタイトル奪回に向けた時期に、エースとフロントとの間に不協和音が生じている。

 セレーゾ監督は「この1週間はいろいろなことがあって大変だった」と、ピッチ外の問題が試合に与えた影響を否定しなかった。スタンドで試合を観戦した小笠原は、うつむいたまま無言で会場を後にした。鹿島は正念場を迎えている。

どう考えたってさ、両センターバックが退場したら、
試合がどうなるかなんて簡単に考えられるんじゃないの?

日刊スポーツ鹿島ロスタイム負け、小笠原の穴/J1

試合終了のホイッスルの中、DF新井場がピッチに突っ伏した。MF青木は天を仰いだ。74分間10人で堪え続けたが、ロスタイムに大岩がラフプレーで退場。9人になって力尽きた。前日19日、レッチェへの移籍問題に悩む小笠原が突然、出場辞退を宣言し、チームメートには負けられないという意地があった。MF本山は「(小笠原は)いなくなっちゃうかも知れないんでしょ? その分やらないといけなかった」と悔しさをにじませた。

 小笠原不在に追い打ちをかけるように、前半16分には、DF岩政が微妙な判定で退場した。広島FW佐藤の突進を止めようした場面。「当たった感じはなかった。シミュレーションと思った」(岩政)が判定はレッドカード。岡田主審に詰め寄る岩政に、同調した大岩にもイエローカードが出された。それが、その後大きく響くこととなった。

 シュート数は19−22とほぼ互角も、前半は押し込まれた。小笠原の代役リカルジーニョが、周囲との連係不足に加え、調整不足で精彩を欠いた。中盤にボールのためができず、小笠原不在の影響が露骨に出た。「移籍問題は関係なく、出場しないだけで影響が出る。あいつの責任として辞退を決めたと思うし、同じサッカー選手として理解できる」。MF本田主将はエースの心情をおもんばかったが、同時に抜けた穴の大きさも指摘した。

モトの言葉が辛いです…

観戦後、小笠原は無言で会場を後にした。試合前には仲間を握手でピッチに送り出した。ハーフタイムには、サポーターから「小笠原コール」を10回も受けたが、復帰の具体的な時期は明かさなかった。さらに新潟戦では、岩政と大岩のセンターバック2人が出場停止となる。鈴木満取締役強化部長は、今日21日新潟で行われるサテライトリーグ新潟戦出場予定のDF羽田を、急きょ温存することを示唆。2位G大阪が「共倒れ」となったことだけが幸いだが、鹿島が今季最大の危機を迎えた。

そう。本当にガンバさんが負けてくれてよかった。
ただそれだけだよね。

サンスポ首位・鹿島、まさかの黒星…痛い小笠原欠場

「(小笠原が)これからいなくなるかもしれないし、そういう意味でも自分たちが頑張りたかった」。同じ代表組のMF本山は唇をかみ締めた。セリエAレッチェへの移籍志願の心労から、小笠原が欠場を直訴。予想外のアクシデントは、さらにチームを襲った。

前半16分にはDF岩政が、ペナルティーエリア手前の接触プレーで一発退場。小笠原の代わりにキャプテンマークを巻いたDF大岩もこのプレーへの異議と、後半ロスタイムの接触プレーによる2枚の警告で退場だ。さすがの首位チームも“トリプルパンチ”には勝てず、直後に相手FW前田の決勝弾を許した。

「ミツオが抜けても、みんなで頑張ろうと言っていた。自分が試合を壊してしまった」と大岩。2位のG大阪も敗れたことが救いか。だが次節24日の新潟戦(カシマ)は岩政&大岩が出場停止。小笠原も無言で帰宅し復帰は微妙な状態だ。

満男が出るかどうかわからない。
大岩政は出場停止。
現在、考えられるCBはハネケンのみ。


…金古、ちょっと帰ってきませんか?
そういえば金古と平瀬がスタメンで出てたみたいですね。

「小笠原不在? あれだけの選手だから影響はある。選手はクラブの一員であって、個人がこのクラブを越えることはできない」とセレーゾ監督は苦言を呈した。蒸し暑かったスタジアムに、いつしか冷たい海風が吹き抜けていた。

いつもスタジアムに行く時に乗っているバス…
相当暗かっただろうなぁ…

サッカー報知首位・鹿島、痛い1敗!

ともに退場者を1人ずつ出し、10人対10人で迎えたロスタイム。DF大岩が、相手選手と小競り合いを起こし退場処分を食らった。「張りつめていた気持ちが一瞬プツンと途切れた」(DF内田)間げきを突かれ、FW前田に決勝点を献上した。ケチのつきはじめは前半16分。DF岩政が、広島FW佐藤への後方からのタックルで一発退場となった。「相手のシミュレーションと思った」と岩政。微妙な判定で狂った歯車が、最後に落とし穴を作った。

向こうも退場者出てるみたいだけどさ、ただの数合わせでしょ?

移籍問題に揺れる小笠原が、プレーへの集中困難を訴えスタンド観戦。本山は「いなくなるかもしれないし、そういう意味でも頑張りたかった」と話したが、そうした力みもプレーの精度に影響したのかも知れなかった。ハーフタイムにスタジアムを包んだ小笠原コール。4年ぶりのリーグ制覇を願うサポーターの願いは背番号8に届くのか。

次の新潟戦に出てくれたら最高に嬉しい。

J'sGoal【J1:第19節】鹿島 vs 広島:試合終了後の各選手コメント

青木剛選手(鹿島):
「まず退場があったのに、それでも同点に追いつけた。引き分けでもしょうがない試合だと思ったけど、最後の最後に入れられて、疲れの残る試合だった。でもすぐに試合があるし、切り替えたい。G大阪が負け?周りを見てもしょうがないけど、追ってきたチームが負けたのはよかったと思う。

今日は広島がしっかり守備を固めて、うまくボールを奪って、速い攻めをするという狙いで来ていた。ガウボンや大木のところに1度ポストを当てて、するすると上がってくる形が何回かあった。広島の形はわかっていたし、大丈夫かと思ったけど、退場で状況が変わった。リカルジーニョとの連携? まだ合流して2週間だし、10人になってしまったんで、今日はコンビとかそういう問題じゃなかった。コンビはこれから。満男さんが出れなくなったのが急だったし、リカルジーニョもずっとAチームでプレーしてなかったんで、多少影響はあったと思う。でもこれからも出場停止の選手とか出てくる。そういう中でも勝たないといけない」

名良橋晃選手(鹿島):
「復帰戦? でも負けちゃったから。最低でも勝ち点1は取らないといけない試合だったけど。剛ちゃん(大岩)が退場して2人のセンターバックがいないときつい。だけどまだトップだし、水曜日も試合だから、みんなで立て直していけばいい。自分が出た後はとにかく流れを変えられればいいと思った。アレックスも決めてくれたし。
その後もチャンスはあったけど、決められなくて…。まあ終わったことはしょうがないしね。長いケガの後、初めての試合だったけど、長いようであっという間だった。得たものも大きかった。1日1日ケガをしないようにやっていければいい」

新井場徹選手(鹿島):
「今日は退場の後、耐えしのいだ感じ。でも最後に剛さんが退場したので決まってしまった。最後まで諦めずにチャンスを作ったけど、ラストの精度が課題ですね。ピッチに倒こんだ瞬間? うーん…。今日は最低でも勝ち点1取れればよかったくらい。負けないことが大事な試合だった。勝ち点3を狙ったけど、それができなくて残念だった。2人が退場して、自爆的なものもあった。切り替えてやるしかない」

大岩剛選手(鹿島):
「10人になっても残った選手1人1人が頑張っていた。そういう流れを自分が壊してしまって申し訳ない。次は頑張りたい」

岩政大樹選手(鹿島):
「退場の場面? 相手に当たった感触はなかった。びっくりした。それでも結果は結果。大岩さんも退場して緊急事態ですね。満男さんの欠場で、勝ってやるという雰囲気がチームにはあったけど。個人的にも勝てる雰囲気だと思ったし。だからこそ退場に責任を感じている。ただ10人になった後もボールを回してチャンスを作っていた。それは次につながる」

青木がどんどん大人になっていく気がする…

公式8/24(水)J1リーグ第20節アルビレックス新潟戦におけるイベント情報のお知らせ 〜夏休み特別企画いばらきキッズスペシャルデイズ〜

<試合当日の出店情報>
  ハム焼き・常陸牛串焼き&ホットドック(五浦ハム)

毎回行列が出来るハム焼きが、茨城県の小学生の皆様にも食べて頂きたいと、特別に出店します。毎回長蛇の列ですが、この機会にぜひ美味しいハム焼きをお召し上がり下さい。
・ハム焼き400円/常陸牛串焼き400円/豚ドック300円

ハム焼き食べて、腹から声だそー!!